アイデアと現実生活は当然違います
当然のことですが、アイデアと現実生活は違います。
あなたが、すぼらしいアイデアを思いつき、それを追究すれば生活できる収入が得られるとイメージできたとします。
すぐにでも仕事のストレスをなくしたいからと言って、何の蓄えも計画もなく、実際に検証したデータもないのに仕事を辞めてはいけません。
アイデアはあくまでアイデアであって、実際に収入につながるかどうかは、一人ひとりの能力や意思やセンスによって、大きく変わってくるでしょう。
どれくらいの期間、どれくらいの作業をすれば、どれくらいの収益になるのかという見通しがない状態で、定収入を切ってしまうのは、リスクが大きすぎると思います。
ネットでは、極貧生活・借金まみれから大逆転したというストーリーが、たいへん多いですが、それは避けた方が賢明です。
結果オーライということかもしれませんが、オーライじゃなかったらどうなっていたでしょうか?
アイデアを具体化して、本当に結果につながるのかを検証する期間が一定期間、どうしても必要です。
その検証期間は、本業にプラスしてアイデアを具体化する試みをしていかなければならず、ストレスも増大するかもしれません。
しかし、これは自由生活を求める誰もが通る道であり、ここを飛ばして成功することは難しいです。
ネットには、「簡単に稼げる」というような言葉が溢れていますが、そう簡単に行かないと思った方がいいです。
実際、そんな簡単に収益が得られるなら、貧困な人がこんなに多かったり、ノウハウコレクターがウヨウヨしているはずがありません。
じっくり腰を据えて、焦らず、できるところから1つずつ取り組んでいきましょう。
2段階自由獲得論を実践しよう
リスク管理を、きちんと行いながらストレスフリーな生活を手に入れるために「2段階自由獲得論」を正しく理解し、実践できる必要があります。
前に書いた通り、検証期間と仕組みづくりの期間は、一時的ではあっても、普段以上に忙しいし、強い意思が求められるからです。
しかし、物理的に多忙であっても、次の目標に向かって主体的にがんばっていれば、精神的には充実しています。
なにも考えずに流されているよりは、動き出せば、かえって楽だし楽しいと思えるでしょう。
でも、実際にアイデアを形にするとなると、いろんなところでつまずきます。
技術的な部分も大きいし、1つ1つのステップはわかっていても、そのつなぎ方や隙間を埋める方法など、スモールステップで必ずつまずきます。
そうなると、せっかく生き生き動き出したのに、焦りの気持ちや先の見えない不安が湧いてきてしまいます。
そんな小さなつまずきを解消できずに諦めてしまう「せっかちな」人がとても多いのです。
そんな時は、本業にシフトして、そっちをがんばりながら気持ちを回復させるのがいい方法です。
何気なく同僚と話したことが意外なヒントになったりして、問題解決の糸口になることもしばしばあります。
人間の脳って不思議な物ですね。必死に1つのことを考えて、次に時間を置いたり、別のことを考えていると、急に答えが浮かんできたりします。
ともかく、本業とは別にテーマを持って生活することは、一面的に「しんどい」ことではなく、「楽しい」ことでもあります。
冷静かつ客観的にデータをとりながら、自分の方法論と手立てやシステムがかみあっているのか検証していきましょう。
生活の基盤は衣食住から
私が思うには、衣食住を安定させて、とりあえず生きていける環境を調達して維持していくことが最優先です。
ここがないと、将来にむかって前向きにがんばることなんてできません。
だから、少しでも条件のいい場所=地方都市などを探した方が賢明だと思うのです。
インターネットが、これだけ発達して、情報格差が都市と地方で、ぐっと縮まりました。
ムリに条件の悪い東京で生活する必要はないと思います。
1段階目のアプローチとして、地方都市の公務員とか比較的ゆるやかな勤務の仕事を探し出して、住居と定収入を確保すべきです。
または、実家に戻って暮らしながら、短い時間で効率よく収入を得られる仕事を見つけること・・・。
そうした方が、生活が安定するし、将来的な展望をゆっかり考えて、地道に取り組んでいけると思います。
家賃や住環境が、東京などの都心部はよくないです。
自然のある人間らしい生活環境を、まず確保してください。